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各州・準州で訪れたい国立公園

The Town of Banff

各州・準州で訪れたい国立公園

13の州・準州で構成されるカナダには、実に48カ所もの国立公園や国立公園保護区があり、それぞれにとっておきの物語があります。赤砂のビーチがあるプリンス・エドワード島から、北極圏に至るまで、カナダはどこに行っても、あらゆるアウトドアファンの心をつかんで離さない公園があります。そこで各州・準州ごとに絶対に訪れたい個性あふれる国立公園を1つ厳選してご紹介します。

 

ニューファンドランド&ラブラドール州:グロスモーン国立公園

©ニューファンドランド&ラブラドール州観光局
グロス・モーン国立公園/©ニューファンドランド&ラブラドール州観光局

あのジュラシックパークが実在するとしたら、きっとこんな風景では、と実感できるのがグロスモーン国立公園外部リンクタイトルe。この公園には、4億8500万年という気が遠くなるような時間の中で大自然の力が生み出した驚異の光景が広がります。大きく切り立った断崖の間に形成されたフィヨルド。その壮大な谷は美しい緑に覆われ、写真だけでは語りつくせない景色が広がります。頂上がテーブルのように平らな岩山は、地球の地殻が押し出されて地表に現れたもので、地質学の世界でプレートテクトニクス(地殻構造プレート)理論が実証される場ともなりました。気軽に楽しめる標識整備済みのトレイルから、探検気分が味わえる無標識トレイルまで豊富に揃ったグロスモーンは、ハイカーにとっても憧れの地。

 

プリンス・エドワード島州:プリンス・エドワード島国立公園

プリンス・エドワード島州、プリンス・エドワード島国立公園グリニッジ
プリンス・エドワード島国立公園グリニッジ・ボードウォーク/©Kyle Mulinder

海水浴の時間を一切とらなくても、島の休日を満喫できます。全長60キロに及ぶプリンス・エドワード島国立公園外部リンクタイトルeは、同州北部に広がる風光明媚な海岸に位置し、美しい白砂や赤砂のビーチが点在しています。ハイキングやサイクリング、ゴルフ、ジオキャッシング(GPSを駆使した宝探しゲーム)で1日を過ごしましょう。また、この国立公園にあるグリニッジ・ビジターセンター(展示資料館)では、20点のインタラクティブ展示やマルチメディア展示を通じて、1万年におよぶ地域の歴史を学ぶことができます。

 

ノバ・スコシア州:ケープ・ブレトン・ハイランド国立公園

ノバスコシア州、ケープ・ブレトン・ハイランズ国立公園クレジット:パークス・カナダ
ケープ・ブレトン・ハイランズ国立公園/©パークス・カナダ

感動の景色との出会いなら、ケープ・ブレトン・ハイランド国立公園外部リンクタイトルeを見逃すわけにはいきません。公園内を貫くドライブコースとして有名なカボット・トレイルは、ケープ・ブレトン島の東海岸と西海岸を結んでいます。トレイル沿いには、絶景の峡谷、どこまでも続く森林、台地にそびえる断崖、いくつもの湖や河川が広がっています。でも最高の絶景なら、スカイライン・トレイルを抜きに語ることはできません。これは比較的難易度の低い往復8キロほどのハイキングコース。断崖からセントローレンス湾に沈むロマンチックな夕日が人気です。運が良ければ、ときおり水面から躍り出るクジラのダイナミックな姿に出会えるかも。

 

ニュー・ブランズウィック州:ファンディ国立公園

ファンディ国立公園/©ニューブランズウィック州観光局・公園局

 

ファンディ国立公園外部リンクタイトルeといえば、世界最大の干満差で知られます。1日2回の満潮時には、1000億トンもの海水が流れ込み、海面が12メートルも上昇。その痕跡は海岸線にはっきりと見て取れます。同公園では、カヤックやボートで潮の満ち引きを観察できるだけでなく、冒険心をくすぐる多彩なアウトドア体験が揃っています。ウォーキングやハイキングのコースの総延長は合わせて120キロ以上。山や渓谷、森林、滝など、自然豊かな景観が楽しめます。美しいベネット湖では、レンタルのカヌーやカヤック、湖水浴を楽しみ、テント泊で大自然に包まれた夜を過ごしてみては。

 

オンタリオ州:ルージュ国立都市公園

ルージュ国立都市公園/©パークス・カナダ

トロントとその隣接する近郊地域を含めた区域には、カナダで唯一の都市を拠点とする国立公園、ルージュ国立都市公園外部リンクタイトルeがあります。この公園へのアクセスのしやすさ(トロントの中心部から1時間、公共交通機関を利用すると少し長くなります)により、カナダ最大の都市圏から車がなくても、真のアウトドアの出入口に簡単に出かけることができます。サイクリストは、この公園の静かで風光明媚な道路となだらかな丘陵が大好きです。ハイカーは、その成熟した森、ルージュ川とリトルルージュ川の景色、そしてこの地域で最後に残っている農場の一つである農場のリラックスした田舎の雰囲気に喜びを見いだします。ビーチが好きな人なら、オンタリオ湖の温かい水が流れる砂浜のルージュ ビーチは必見です(敷地内にライフガードがいないことに注意してください)。

 

ケベック州:モリシー国立公園

ケベック州、
モリシー国立公園クレジット/©Garry Norris

モントリールとケベックシティのほぼ中間に位置するモリシー国立公園外部リンクタイトルe。ローレンシャン高原に佇む340平方キロの広大な公園です。緩やかな丘陵地帯や谷間が豊富で、ハイキングやマウンテンバイクの人気スポットとして気軽に訪れることができます。園内の93%が森林に覆われ、それ以外の部分には150もの湖や池が点在しています。そんなモリシーでは大自然にどっぷりと浸かることができます。キャンプにカヌーに釣りに水遊びにと、楽しみは無限大です。

 

マニトバ州:ライディングマウンテン国立公園

ライディング マウンテン国立公園クレジット/©Destination Canada
ライディング マウンテン国立公園/©Destination Canada

カナダのすべての公園は少なくとも日帰り旅行の価値がありますが、マニトバ州のワサガミングコミュニティにあるライディングマウンテン国立公園外部リンクタイトルeは、もっと長く滞在するのに十分なほど特別です。夏の太陽の下で北方林を探索したり、冬にクリアレイクでアイスフィッシングを楽しんだり、この公園の多様な景色と自然は、季節を問わずあらゆる種類の旅行者の目的地となっています。  ウィニペグから3時間弱、2,890平方キロメートルを超えるこの広大な公園は、大草原、森林、緑地が出会う場所です。

 

ヌナブト準州:オーユイタック国立公園

オーユイタック国立公園/©パークス・カナダ

氷河、切り立った山々、川が豊富なオーユイタック国立公園外部リンクタイトルe。一部に険しい地形もある光景は、多くのハイカーやスキーヤーを集めており、そのほとんどが公園内を横切る全長95キロのアカシャユック・パス(地元では「パン・パス」と呼ばれる)を利用しています。この道は、昔からイヌイットの人々も使っていました。95キロの全行程を走破するのは無理だとしても、日帰りハイキングで北極圏にまで足を延ばしたり、犬ぞりやスノーモービルで豊かな地形に挑んでみたりするのも楽しい体験になります。公園内のおもしろそうなスポットを1つ挙げるとすれば、トール山でしょう。雷神を意味するトールの名を冠したトール山。険しく切り立った断崖絶壁部分は1250メートルと世界最長を誇ります。これは見逃せないスポットです。

 

サスカチュワン州:グラスランズ国立公園

グラスランズ国立公園クレジット/©サスカチュワン州観光局

プレーリーと言われて思い浮かぶのは、広大な草原、緑の平原、バイソンの群れ。まさにそんな景色が広がっているのが、グラスランズ国立公園外部リンクタイトルeなのです。サスカチュワン州にある国立公園は2つ。そのうちの1つ、グラスランズは「星空保護区」でもあり、光害や遮るものが一切ない暗い夜空で美しい星空を楽しめます。日中は、エコツアー・シーニック・ドライブと呼ばれるルートを走り、プレーリー一色の景色の中でバイソンの群れを間近に観察。ほかにも考古学の発掘体験やツアー、放牧中の牛の群れに出会う乗馬体験コースもあります。

 

ノースウエスト準州:ウッド・バッファロー国立公園

ウッド・バッファロー国立公園/©Hannah Eden

スイスの国土を上回る巨大な国立公園が存在するなんて信じられますか。それがウッド・バッファロー国立公園外部リンクタイトルe。2万7800平方キロ以上という想像を絶する面積で、カナダの国立公園としては最大規模を誇ります。また、この公園には、世界最大のビーバーのダムや野生バイソンの世界最大級の群れ、絶滅危惧種アメリカシロヅルの最後の天然生息地もあります。「ソルトプレインズ」には、きっと好奇心をくすぐられて足を止めるはずです。ここは3億8000万年前に海底だった場所。地中のミネラル分が地表に押し上げられ、さながら塩を敷き詰めたようです。その姿は地上の石筍のように見えます。

 

アルバータ州:バンフ国立公園&ジャスパー国立公園

アルバータ州、バンフ国立公園モレーン湖

各州で1つの国立公園をピックアップと言いつつ、ここはどうしても絞りきれずに2つをご紹介します。バンフとジャスパーは、カナダ全体でも訪問者数でトップの座を競い合っており、どちらか1つを選ぶくらいなら、両方まとめて紹介することに。

 

1885年にカナダの国立公園第1号となったバンフ国立公園外部リンクタイトルe。園内には、氷河、森林、河川、渓谷、そしてもちろん山々があり、その規模と美しさには心を奪われます。美しい景色で知られるルイーズ湖があるのも、この公園です。ビクトリア氷河を背景に、ターコイズブルーの水をたたえた湖が絶景を生み出しています。続いてモレーン湖も写真映えする美しいスポット。ハイキングやカヌーを楽しむ人々の間で人気を集めています。公園内で最大規模を誇る湖、ミネワンカ湖は、1時間のボートクルーズでの観光がおすすめ。

ジャスパー国立公園アサバスカ滝/©Destination Canada

一方、カナディアン・ロッキーの北端に位置する国立公園といえば、ジャスパー国立公園外部リンクタイトルe。面積6760平方キロと、地域最大規模を誇ります。この広大な公園には見どころがたくさんあります。まずは美しいアサバスカ滝から。落差23メートルの滝はとりたてて珍しくないかもしれませんが、その迫力は強烈です。続いての必見スポットは、深さ50メートルのマリーン渓谷です。滝や化石、多種多様な花々にあふれています。

 

ユーコン準州:クルアニ国立公園

クルアニ国立公園/©Paddy Pallin

雄大な自然—ユーコン準州の南西に位置するクルアニ国立公園・保護区外部リンクタイトルe。カナダの最高峰であるローガン山を含み、色鮮やかで壮大な谷と氷河に彫られた山々が連なる山岳地帯です。手つかずの大自然が残るこの荒野の宝石はホワイトホースからわずか1時間の距離。カナダで最高の日帰りハイキングができるとアウトドアのプロに認められています。

 

ブリティッシュ・コロンビア州:パシフィック・リム国立公園保護区

パシフィックリム国立公園/©Destination Canada / Yuri Choufour

ビーチ、温帯雨林、岩場の多い島々など、多彩な表情が楽しめるパシフィック・リム国立公園保護区外部リンクタイトルe。317平方キロの同公園には、太平洋沿岸らしさがあふれる景観が随所に見られます。16キロにも及ぶ砂浜が自慢のロングビーチを裸足で散策したり、ウェットスーツに着替えてサーフィンに挑戦したりしてみては。バックパックに1週間分の食料などを詰め込んだら、全長75キロのウエストコースト・トレイルの旅へ。温帯雨林や断崖、滝、洞窟などのスポットが楽しめます。先住民のヌートカ族(ヌーチャーヌルス)の伝説に耳を傾けたら、老齢林の中にそびえる巨大な常緑針葉樹シトカ・スプルースの木陰で歴史をたどってみましょう。パシフィック・リム国立公園は、まさにカナダの宝と言えます。

 

魅力あふれるアウトドアの世界はいかがだったでしょうか。併せて「カナダの野生生物と出会う感動の体験6選」もご覧ください。