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アイスバーグ、1万年前の氷山に触れる

アイスバーグ、1万年前の氷山に触れる

数万年前に北極に降り積もった雪が凍って氷河となり、そこから崩れ落ちた巨大な氷のかたまりが「氷山」となって海に流れ出す。この付近の海は「アイスバーグ・アレー(氷山通り)」という呼ばれている。ニューファンドランド沖では短い夏の間、冷たい寒流に乗ってやってくる氷山を間近に見ることができる。まるで生命体のような神秘的な個体は、世界中の写真家を魅了する。冒険好きの人には、カヤックに乗ってもっと近くに迫るツアーもおすすめだ。

©Newfoundland and Labrador Tourism

海水が凍ってできる「流氷」とは違い、「氷山」の氷は溶かせば真水になる。そこでつくられたのが「アイスバーグ(氷山)ビール」だ。その名の通り、沖を流れる氷山から氷を採取し、その水を使って地元ブリュワリーで醸造されたもの。個性的なブルーの瓶ボトルは、お土産に購入したくなる。瓶のラベルには2万年前、2万5千年前という数字が当たり前のように並んでいて、目の前にある青い瓶の中に、大昔の雪が姿を変えて詰められていると思うとなんとも不思議な思いがしてくる。シーフードとの相性も抜群で、さっぱりとした味わいは地元でも大人気。セント・ジョンズにあるキディ外部リンクタイトルe・ビディ・外部リンクタイトルeブリュワリー外部リンクタイトルeでは、このアイスバーグビールのほか、さまざまなフレーバーの地ビールを試飲できる。

ペットボトルのアイスバーグウォーター、アイスバーグウォッカなどもニューファンドランド滞在中に味わっておきたい。
 

■氷山の通り道/ニューファンドランド「カナダ最東端で出会うアドベンチャー体験」
/ja-jp/oku/newfoundland