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©Communications Nova Scotia

ノバ・スコシア州/ニュー・ブランズウィック州

大西洋の潮風に誘われて、
心が繋がるユネスコ回廊を 辿る(前編)

カナダ東部の大西洋に面したノバ・スコシア州とニュー・ブランズウィック州。港町が伝える遠洋航海のロマンと、小さな町や村に息づく入植者たちの想い。それぞれの土地や史跡に物語があり、そこはコミュニティの一体感に溢れています。カナダ入植の歴史に触れて、世界一の干満差を誇る湾で自然の驚異を体感したら、地元の絶品シーフードに舌鼓を打つ。そんな一章がいくつも連なり、オムニバスとなって繋がっていくことに気づくでしょう。数々の感動がひとつの物語となり、心が繋がるユネスコ回廊を辿ってみましょう。

アトランティック・カナダ ユネスコ回廊

アトランティック・カナダの魅力を象徴するのが、ユネスコ回廊。
カナダの大西洋岸3州(ニュー・ブランズウィック州、ノバ・スコシア州、ニューファンドランド&ラブラドール州)に、(UNESCO)が指定するする13の史跡(7つの世界遺産、3つの世界ジオパーク、3つのエコパーク)が点在します。 独自の景観、豊かな文化的歴史と多様な見どころのネットワークを形成しています。

ITINERARY

前編

DAY 1

ハリファックス

Halifax

DAY 2

ルーネンバーグ

Lunenburg

DAY 3

グラン・プレ

Grand Pré

後編

DAY 4

ジョギンズ〜モンクトン

Joggins - Moncton

DAY 5

ホープウェル・ロックス州立公園〜アルマ

Hopewell Rocks Provincial Park - Alma

DAY 6

セントマーティンズ〜セント・ジョン

Saint Martins - Saint John

動画を見てクイズに挑戦!

DAY 1

ハリファックス

Halifax

プロローグは大西洋最大の港町から

物語の始まりは、ノバ・スコシア州の州都ハリファックスから始めましょう。ハリファックスは、カナダ大西洋岸地方最大の文化・経済の中心都市。古くから大西洋岸の主要な港町であり、ヨーロッパへも最短距離にあったため、20世紀前半は外洋船の往来も盛んでした。ここではさまざまな歴史や物語に触れることができます。

ウォーターフロント
SPOT 01

ウォーターフロント

Waterfront

港町ハリファックスの中心は、爽やかな潮風を感じる海沿いのウォーターフロント。
この遊歩道でバグパイプの演奏を耳にしながら歩いてみましょう。素敵なカフェやパブ、マーケット、カナダ移民博物館や大西洋海洋博物館などのこの地ならではのユニークな博物館を見つけることができます。

SPOT 02

カナダ移民博物館

Canadian Museum of Immigration

ウォーターフロントを歩き、最初に訪れたいのが「ピア21」。1928年から1971年まで遠洋定期船のターミナルで、入国者の収容所でした。そして現在は「カナダ移民博物館」として、カナダの移民の物語を伝える場所になっています。
館内には、時代ごとの移民の軌跡をわかりやすく伝えるデジタルイミグレーションMAPや、航海に関する貴重な資料や遺品、そして世界中の人々の手紙やメッセージなどが展示。そこには日本人が新しい移民にみかんを贈ったエピソードも。この移民博物館では多くの家族がカナダで新しい生活を始めるためにたどった感動的な旅を体験することができます。数え切れない旅の物語。それが築き上げたひとつのカナダ。そんなことを実感できる場所です。

PEOPLE

キャリー・アン・スミス Carrie-Ann Smith

カナダ移民博物館

Canadian Museum of Immigration at Pier 21

カナダ移民博物館 キャリー・アン・スミスさん

カナダ移民博物館でビジター・エクスペリエンス担当副社長を務めるキャリー・アン・スミスさんは「私たちは、どこから来たかに関わらず、すべての人々の物語を伝えたいと思っています。何百万人もの人々と何百もの物語。移民の物語の中心にあるのは、より良い生活を求める勇敢な姿勢であり、その意味するところは様々です。ある人は自国の紛争から逃れるため、ある人は子供たちにより良い教育機会を与えるためかもしれません。誰もが新しい世界でより良い生活が送れると信じ、その願いが叶うように一生懸命に働くのです。」と話します。彼女は、世界中からやってきた移民たちがカナダに集まり、手を取り合い、より良い場所を作ってきた物語を、世界中の人々に伝えたいと願っているのです。

カナダ移民博物館 キャリー・アン・スミスさん
SPOT 03

ハリファックス・シタデル国定史跡

Halifax Citadel National Historic Site

ハリファックス市内を一望できる小高い丘にある要塞跡「ハリファクス・シタデル国定史跡」へ。これは1749年に築かれたもので、特徴的な八角形の星形はイギリス軍の要塞の特徴です。兵士たちは頑丈な城壁のあらゆる角度から砲撃できましたが、その迫力を少しだけ追体験できるのが正午に行われる兵士による空砲セレモニー。1857年から続く伝統ですが、正午を告げる大砲の音が、ハリファックス市内に響き渡ります。
ユニークな体験として、このハリファックス・シタデルにはアルコール蒸留所もあります。1869年、多くの兵士にとって、毎日アルコールが支給されることは軍隊生活のメリットのひとつでした。新兵の入隊を説得することから、戦場での勇気を強めることまで、アルコールはハリファックス・シタデルの歴史の一部です。そんなスピリットをテイスティングするのも良いでしょう。

SPOT 04

オールドタウン時計台

Old Town Clock

丘の上に建つ白くて存在感のあるオールドタウン時計台。
19世紀初頭のパラディアン様式の建物を忠実に再現したもので、1803年の設置以来、この街のランドマークとして時を忠実に刻み続けています。

SPOT 05

大西洋海洋博物館

Maritime Museum of the Atlantic

ノバ・スコシア州の海洋史を収集した博物館。漁業、造船、海軍の歴史や、1917年に発生した壊滅的なハリファックス爆発について展示しています。多くの来館者が集まるのが豪華客船タイタニックに関する展示。ハリファックスは、1912年に沈没した豪華客船タイタニックを救出するための船が出航した港なのです。200人を超える沈没船の遺体はハリファックスに運ばれました。館内には、犠牲者の所持品のほか、その出来事を知る資料も展示されています。
大西洋海洋博物館でタイタニックの悲劇に共感し、故人を偲ぶ気持ちになったら、郊外のTitanic Grave Site(墓地)へ。たとえ場所や時代が違っても、冥福を祈ることで繋がりを感じることができるでしょう。

SPOT 06

ヒストリック・プロパティーズ

Historic Properties

こちらもウォーターフロント沿いにあるヒストリック・プロパティーズは1700年代後半から1800年代にかけて作られた倉庫を再開発したおしゃれスポット。今ではモダンなブティックやショップ、レストランが集まる人気スポットです。

さまざまな歴史に触れられる港町ハリファックス。街を歩くと海沿いのお店から賑やかな話し声と、幸せそうな笑い声が聞こえてきます。一流レストランでシーフードを味わうもよし、地元のパブで活気に触れながら地ビールを楽しむもよし、気分に合わせて自由自在に食を楽しみましょう。アトランティック・カナダの旅はまだ始まったばかりです。

ここもチェック!

TAIYAKI 52

TAIYAKI 52

ハリファックス・シタデルの近く、ブランズウィック通り沿いにある「TAIYAKI 52」は、お洒落でアットホームな空間でバラエティ豊かな「たい焼き」を販売しているカフェ。サンドイッチ風からスイーツまでメニューは豊富で味も絶品です。海が大好きなハリファックスならでのカフェでくつろぎのひと時を。

Alexander Keith’s

Alexander Keith’s

アレクサンダー・キース醸造所は、約200年前に開業した北米で最も古い醸造所のひとつ。カナダ各地で販売していますが、ここでは製造の舞台裏を見学し、さらに伝統的な音楽ライブを楽しみながら限定ビールを試飲することもできます。

DAY 2

ルーネンバーグ

Lunenburg

カラフルな旧市街が 伝承する物語

2日目。ユネスコ回廊の史跡のひとつ、ユネスコ世界遺産ルーネンバーグ旧市街を目指します。1753年に設立されたルーネンバーグは、北米に現存する最もよく計画されたイギリス植民地時代の町と言われ、当時の姿を残す旧市街はユネスコ世界遺産に登録されました。当時、移り住んだのはドイツ、スイス、フランスのプロテスタントたち。今でもその子孫たちが多く暮らしています。カラフルな街並みの、その奥にある物語を探しに行きましょう。

ルーネンバーグ・アカデミー国定史跡
SPOT 01

ルーネンバーグ・アカデミー国定史跡

Lunenburg Academy National Historic Site

ルーネンバーグの「丘の上の城」として知られるルーネンバーグ・アカデミー。この白、黒、赤の大胆な配色が特徴の建物は、19世紀から無傷な状態で現存する数少ない木造建築のひとつ。ノバ・スコシア州における教育の進化を体現しており歴史的にも建築的にも重要です。2012年まで公立学校として使用され、多くの生徒たちに高等教育の機会を与えました。そして現在は「公共の建物」として、多くの人々を繋いでいます。1階にはアカデミーの歴史を伝える展示スペースとなっており、図書館も入っています。2階には4歳児に就学前教育が提供されており、館内で音楽アカデミーの学生や演奏家によるコンサートも開催されます。

SPOT 02

ウェディング・ケーキ・ハウス

Wedding Cake House

ルーネンバーグ・アカデミーのすぐそばに、ひと際存在感を放つ鮮やかなピンク色で彩られたビクトリア朝建築の家があります。Wedding Cake Houseと呼ばれるこの家は、今では立派な観光名所となっています。この家の特徴は「ルーネンバーグ・バンプ」と呼ばれる家の屋根から張り出した5面または3面の窓。ここから180度の視界で街並み全体、そして海を見渡すことができるのです。また、ルーネンバーグには「ウィドーズ・ウォーク」と呼ばれる、女性たちが家の一番上の外に出て、夫の帰りを眺めながら待つ場所がある家もあります。壮絶な航海に出た漁師を待つ家族の物語が浮かんできます。

SPOT 03

ブルーノーズⅡ

Bluenose II

ノバ・スコシア州、カナダを代表するブルーノーズ号。カナダの10セントコインの裏側にも描かれています。最初のブルーノーズ号は、1921年にグランドバンクスのフィッシング・レーシング・スクーナーとして進水。このレースは、特権階級のヨットによる形だけの競争ではなく、海で生計を立てる漁師たちの働き者の船のための本物のレースでしたが、ブルーノーズ号はそのレースで優勝し、その後17年間優勝しました。カナダ、そしてルーネンバーグの人々にとって誇りであるブルーノーズ号。やがて時代の変化とともにスクーナー船での漁業スタイルが古くなり乗組員が減るとブルーノーズ号は売却され、1946年にハイチの沖合の暗礁に乗り上げ、行方不明となりました。
それでも1963年、ビール会社「オランド・ブルワリー社」が「スクーナービール」という商品の販促でブルーノーズ号のレプリカを製造。その船はカナダの人々の心に響き、愛され、最終的に「ブルーノーズⅡ」としてカナダ政府に贈られました。今ではレースも漁も行いませんが、カナダを代表するセーリング大使として、私たちの心を繋いでいます。

SPOT 04

大西洋漁業博物館

Fisheries Museum of the Atlantic

ブルーノーズⅡ、そしてノバ・スコシア州の漁業について興味が沸いたら、港にある赤い外観の「大西洋漁業博物館」へ足を運びましょう。豊かで多様な漁業の歴史の真実を解き明かす展示物が3つのフロアに並んでいます。1階は海洋生物、2階は植民地時代の沖合漁業の発展を展示。そして3階にはブルーノーズ・ギャラリーがあります。海のロマンと美しさ、その奥にある、航海や漁業の物語に触れることができます。

PEOPLE

リズ・パワーズ Liz Powers

ルーネンバーグ・ウォーキング・ツアーズ

Lunenburg Walking Tours

カナダ移民博物館 キャリー・アン・スミスさん

若い頃に一週間の旅行でやってきたリズ・パワーズさんは、ブルーノーズ2世号でのデートをきっかけにこの街に魅了され、今では40年以上も観光ガイドを行っています。絵のように美しい町に溢れる奥深い伝統やゴーストツアー、ユニークな物語を伝えています。気さくなリズさんのウォーキングツアーに参加したら、この街の本当の素晴らしさは強い絆と温かく歓迎する心に溢れたコミュニティであることに気づくことでしょう。

カナダ移民博物館 キャリー・アン・スミスさん

穏やかな大西洋の潮風とコミュニティの温かさに包まれたルーネンバーグ。カラフルで個性的な家屋がひとつの美しい町を作っているように、この町ではたくさんの物語を人々がひとつのコミュニティとして訪れる人を歓迎しています。そんな温かさを感じながら、ゆっくり過ごしたくなる町です。

ここもチェック!

Dory Mates' Seafood Shop

Dory Mates' Seafood Shop

ルーネンバーグの中心部に位置する家族経営の小さな魚市場は、お洒落なカフェとしても楽しめます。季節ごとに手に入る最高品質の地元産の新鮮なシーフードを使った、フィッシュケーキやロブスターサンドなどを味わいながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

Lunenburg Arms

Lunenburg Arms

ユネスコ世界遺産のルーネンバーグ旧市街で美しい海辺の町の景色を堪能しながら、センスがある部屋で極上の宿泊体験ができるルーネンバーグ・アームズ・ホテル。27室の客室はそれぞれ特徴がありますが、全室にバスルーム、小型冷蔵庫、コーヒーメーカーが完備されていて、もちろん無料Wi-Fiもご利用いただけます。

Peggys Cove Lighthouse

Peggys Cove Lighthouse

ハリファックスからルーネンバーグに向かう途中にあるペギーズコーブ灯台。ここはカナダで最も写真撮影されていると言われるほど美しい灯台として知られています。名称の由来はさまざまな説があります。ペギーはマーガレットの愛称であり、近くのセント・マーガレット湾から名前を取ったという説やペギーは初期の開拓者であったという説も。一方、ペギーという名の女性が難破船の唯一の生存者であったというロマンチックな説もあります。

DAY 3

グラン・プレ

Grand Pré

美しい景観が伝える アカディアンの歴史

3日目。大西洋岸を後にして、アナポリス渓谷の東端にあるグラン・プレへ。そこは「グラン・プレの景観」としてユネスコ世界遺産に登録された美しい草原の風景が広がります。フランス語で「大牧草地」を意味するプラン・プレ。このノスタルジックな景観がどのようにして作られ、どんな物語があったのか。そこには、17世紀初頭に入植し、この地に暮らす先住民ミクマク族とともに共存したフランス人入植者「アカディアン」の歴史が深く関わっています。実はこの地は、1680年代に上陸したフランス人入植者たちが、塩分が多く含まれたファンディ湾の湿地帯に水路や堤防を築き、広大で肥沃な農地へと開拓した場所なのです。

エヴァンジェリン像
SPOT 01

エヴァンジェリン像

Evangeline Statue

グラン・プレ国定史跡の中を進むと、伝説的なエヴァンジェリンの像が見えてきます。ロングフェローの詩『エヴァンジェリン』は、英仏の植民地争奪戦によるアカディアンの追放によって引き裂かれた恋人たちの悲しい運命を描いた物語詩。当時、発表されるや否や、たちまち世界的な人気を博しました。

メモリアル教会
SPOT 02

メモリアル教会

Memorial Church

アカディアンのコミュニティから集められた資金で建てられたメモリアル教会。中ではアカディアン追放の歴史を伝えています。ステンドグラスに描かれた悲劇のシーン。また、ファンディ湾の湿地帯に隣接して暮らしていたアカディアンが、豊かな農地を作り快適な生活を送るため、広大な湿地帯を堤防で囲み、排水している様子や、わずかな所持品しか持たなかったアカディアンたちが、家を捨てて追放の船へと向かう悲劇的な様子を描いた絵画などを鑑賞すれば、当時の出来事に思いを馳せずにはいられません。

SPOT 03

追放の十字架

The Deportation Cross

教会の絵画にも描かれていた追放の港、ホートン・ランディングも近くにあります。この「追放の十字架」は、1755年にアカディアンが強制追放された場所を示すために、1924年に建てられたもの。ここはアカディアンがイギリス植民地へ追放されるために舟に乗船した場所。ダイクと呼ばれる堤防の面影もあり、美しい景観の、その奥にある、物語を思い起こさせてくれるのです。

PEOPLE

クロード・ド・グラース Claude DeGrâce

グラン・プレの景観

Landscape of Grand- Pré Inc

グラン=プレの景観 クロード・ド・グラースさん

グラン・プレの景観の管理責任者、クロード・ド・グラースさん。彼はかつてこの地に住んでいたアカディア人の子孫です。フランスの入植から、この地で起こった追放の悲劇の物語まで、グラン・プレとアカディアンの歴史について詳しく解説してくれます。

グラン=プレの景観 クロード・ド・グラースさん
ドメーヌ・ド・グラン=プレ
SPOT 04

ドメーヌ・ド・グラン・プレ

Domaine de Grand Pré

アカディアンが作った農地の重要さを知ることができる場所、それがノバ・スコシア・ワイン・カントリーの中心に位置するワイナリー「ドメーヌ・ド・グラン・プレ」です。1994年からスイス生まれのスタッツ・ファミリーによって所有・運営されている、アトランティック・カナダ最古の農場ワイナリーです。このグラン・プレ周辺は、冷涼な気候がファンディ湾の1日2度の干満によって和らげられ、ワイン作りに理想的な環境ですが、彼らの品質に対するヨーロッパ的な感性とワイン作りへの情熱が、この肥沃な土壌で作られたノバ・スコシア産のブドウを唯一無二のワインへと変え、その結果、受賞歴のあるヴィンテージの数々がカナダ全土、そして世界中で高く評価されるようになりました。
美しい農園で生産されているブドウに触れたら、ワインショップへ。中には数々のワインが並びますが、おすすめはノバ・スコシア産のブドウを使用をすること、ブドウの品種やアルコール度数の上限(11%)など、一定の条件をクリアした「TIDAL BAY」です。ノバ・スコシア州の個性を表現したワインであるタイダル・ベイは、その生まれ故郷のテロワール、海岸のそよ風、冷涼な気候を鮮やかに反映しています。爽やかで、香り高い味わいの白ワインを味わってみましょう。料理との相性も抜群です。

美しい景観とアカディアンの物語を回想しながら、絶品料理とワインに酔いしれる。アトランティック・カナダ、そしてアカディアンの歴史において大きな存在となっている「潮の干満」。その力について、どんどん興味がわいてきます。

ノバ・スコシア州 /ニュー・ブランズウィック州(後編)

ジョギンズ〜モンクトン

ホープウェルロックス州立公園〜アルマ

セントマーティンズ〜セント・ジョン

3億年前の化石が出るジョギンズ化石断崖、ファンディ湾の世界最大の干満差を体感できるホープウェル・ロックス州立公園、小さな町アルマ、そしてロイヤリストの町として知られるセント・ジョンを訪ねます。

その他の物語

ニューファンドランド&ラブラドール州

カナダ最東端の島で出会う氷河が創った彩り豊かな世界

ニューファンドランド島は、太古の地球を体感できる場所。氷河が大地を削り取った巨大なフィヨルド、地上に露出したマントルなど創成期の地球の姿を目の当たりにします。沖にはゆっくり氷山が流れ、海鳥パフィンが舞い、遠くでクジラが潮を吹き上げる。歴史が薫る街や漁村を歩くと人々の賑やかな声が聞こえ、ニューファンドランド独特の伝統や文化に気付きます。最東端の島でカラフルで幸せな時間を。

プリンス・エドワード島州

赤毛のアンの島で触れるサステナブルで豊かな暮らし

カナダの大西洋沿岸、セント・ローレンス湾に浮かぶプリンス・エドワード島。名作「赤毛のアン」の舞台となった島として有名ですが、物語で描かれる牧歌的な農村の生活は、今でも息づき、旅人にも真の豊かさとは何かを気づかせてくれます。美しい風景と地産地消の美食を堪能しながら、サステナブルで豊かな暮らしを体験してみましょう。