

ランス・オ・メドー国定史跡
L'Anse aux Meadows National Historic Site
ニューファンドランド島最北端にある考古遺跡。西暦1000年頃に北欧バイキングが上陸し、生活されたとされる集落地では、実際に船作りに使用された製材所や溶鉱炉の跡、多くの生活道具が発見されています。1960年にこの遺跡が発見されたことにより、「コロンブスの新大陸発見」からさかのぼること約500年も前にヨーロッパ人が訪れていたことが証明されました。遺跡の近くには、当時の住居や船などを復元したバイキング村があり、バイキングの生活の様子を知ることができます。


グラン・プレ国定史跡
Grand-Pré National Historic Site
フランス語で「大牧草地」という意味するグラン・プレは、もともと干潟だった土地を、ファンディ湾の湿地帯に水路や堤防を築き、独自の干拓技術を駆使して、広大で肥沃な農地へと変えた場所。
ロングフェローの物語詩『エヴァンジェリン』の銅像が迎えてくれるメモリアル教会では、絵画や資料を通してアカディアンが豊かな農地を作る姿から追放まで、当時の様子を伝えています。この物語を伝える美しい草原の風景は、2012年に世界文化遺産に登録されました。


ハリファックス・シタデル 国定史跡
Halifax Citadel National Historic Site
ハリファックス市内を一望できる小高い丘にある要塞跡。これは1749年に築かれたもので、特徴的な八角形の星形はイギリス軍の要塞の特徴です。 1857年から続く正午の伝統的な空砲セレモニーは必見です。正午を告げる大砲の音がハリファックス市内に響き渡ります。さらにユニークな体験としてアルコール蒸留所があります。かつて多くの兵士にとって、毎日アルコールが支給されることは軍隊生活のメリットのひとつでした。新兵の入隊を説得することから、戦場での勇気を強めることまで、アルコールはハリファックス・シタデルの歴史の一部でした。


シグナル・ヒル国定史跡
Signal Hill National Historic Site
小高い丘の上に位置するセント・ジョンズのランドマーク的な存在。1901年、この場所でグリエルモ・マルコーニが史上初となる大西洋横断無線信号の受信に成功しました。ジョン・カボットが上陸してから400周年を記念し建設されたカボット・タワーは、さまざまな歴史に彩られた街のシンボル。夏の間は「シグナル・ヒル・タトゥー」と呼ばれる軍事パフォーマンスが行われます。


L.M. モンゴメリの
キャベンディッシュ国定史跡
L.M. Montgomery’s Cavendish National Historic Site
小説『赤毛のアン』の世界、そして世界的に有名な作家L.M.モンゴメリの歴史に触れられる場所。グリーン・ゲイブルズ・ヘリテージ・プレイスとモンゴメリ住居跡の2つのサイトから構成されています。グリーン・ゲイブルズ・ヘリテージ・プレイスの象徴的な存在、グリーン・ゲイブルズ・ハウスの内部には、台所の鉄製ストーブや寝室のチューリップ柄のパッチワークキルトが再現されているほか、併設するビジターセンターでは、モンゴメリやアンに関する資料が展示されています。一方、モンゴメリ住居跡は、モンゴメリの母方の祖父母の農場で、彼女が生まれてから35年間暮らした場所。敷地内にはモンゴメリの日記から引用した文章や写真を紹介したプレートがあり、モンゴメリが過ごした時間に思いをめぐらせながら、散策することができます。


アレクサンダー・グラハム・ベル 国定史跡
Alexander Graham Bell National Historic Site
ノバ・スコシア州北東部、ケープブレトン島に位置するアレクサンダー・グラハム・ベル国定史跡は、電話機を発明したことで知られる発明家アレクサンダー・グラハム・ベルの生涯と業績に触れることができる場所。ここは、ベル家の別荘があった場所で、ここへ来るとシルバーダート飛行機やHD-4船舶の実物大レプリカに驚嘆し、電話機だけではなく数多くの発明品を残した功績を知ることができます。この史跡は、伝統的なミクマク族の未割譲の領土内に位置しています。100年前のベル夫妻を魅了した、ブラスドール湖エコパークの丘陵と湖の息をのむような絶景を眺めながら、ベルの天才的な発明の舞台裏を垣間見ましょう。


キングス・ランディング 歴史的集落
Kings Landing Historical Settlement
ニュー・ブランズウィック州フレデリクトン郊外にあるキングス・ランディングは、セント・ジョン川沿いの入植者の歴史を保存している貴重な史跡です。300エーカーの広々とした敷地には70棟の歴史的建造物が立ち並び、当時の衣装をまとった人々、飼育されている動物たち、花や野菜の庭園が迎えてくれます。
19世紀半ばの農村の雰囲気を感じながら、農耕社会における建物と土地の関係を学びましょう。


カナダ移民博物館
Canadian Museum of Immigration
1928年から1971年まで遠洋定期船のターミナルであった「ピア21」は、現在「カナダ移民博物館」として、カナダの移民の物語を伝える場所になっています。館内には、時代ごとの移民の軌跡をわかりやすく伝えるデジタルイミグレーションMAPや、航海に関する貴重な資料や遺品、そして世界中の人々の手紙やメッセージなどが展示。そこには日本人が新しい移民にみかんを贈ったエピソードも。この移民博物館では多くの家族がカナダで新しい生活を始めるためにたどった感動的な旅を追体験することができます。


大西洋海洋博物館
Maritime Museum of the Atlantic
ノバ・スコシア州の海洋史を収集した博物館。漁業、造船、海軍の歴史や、1917年に発生した壊滅的なハリファックス爆発について展示しています。館内で多くの来館者を集めるのが豪華客船タイタニックに関する展示。ハリファックスは、1912年に沈没した豪華客船タイタニックを救出するための船が出航した港ですが、200人を超える沈没船の遺体はハリファックスに運ばれました。館内には、犠牲者の所持品のほか、その出来事を知る資料も展示されています。大西洋海洋博物館でタイタニックの悲劇に共感し、故人を偲ぶ気持ちになったら、郊外のTitanic Grave Site(墓地)へ足を延ばすのもおすすめです。


大西洋漁業博物館
Fisheries Museum of the Atlantic
世界遺産ルーネンバーグのウォーターフロントにある赤い外観の「大西洋漁業博物館」は、豊かで多様な漁業の歴史の真実を解き明かす展示物が3つのフロアに展示されています。
1階は海洋生物、2階は植民地時代の沖合漁業の発展を展示。そして3階にはカナダを代表する帆船ブルーノーズのギャラリーがあります。海のロマンと美しさ、その奥にある、航海や漁業の物語に触れることができます。
知りたいカナダの歴史&文化

アカディアン
Acadian
17世紀初頭、フランス人の入植者は先住民ミクマク族とともに共存し、その土地をアカディア、そして彼らはアカディアンと呼ばれました。やがてフランスとイギリスの間で戦争が繰り返され、最終的にイギリスの植民地となり、多くのアカディアンが追放されました。それでも、アカディアンは時代を通じて自分たちのアイデンティティを守り続けてきました。今でも息づくアカディアンの文化。アカディアンの歴史を知ることで、アトランティック・カナダの奥深い物語に触れることができます。

スクリーチ・イン儀式
The "Screech In" Ceremony
タラとキスするという、何とも不思議なニューファンドランドの“ 儀式” スクリーチ・イン。まずは訛りのきつい島独特の英語のジョークでまくしたてられたあと、小さく切ったハムのようなものを食べたり、ハッカの飴を舐めさせられたりします。最後はラム酒をショットで一気飲み。このルーティーンが済むといよいよ冷凍タラの登場です。しっかりキスして島の仲間と認められたら、証明書を発行してもらえます。

キッチンパーティー
Kitchen Party
ニューファンドランドのコミュニティに溶け込む体験。それが一緒に飲んで騒いで踊るのが大好き。キッチンパーティーです。楽器が演奏できない人は、2本のスプーンを重ねてカスタネットのように鳴らしたり、棒やモップにビール瓶の王冠などを打ち付けた「アグリースティック」でリズムをとったり。独特のステップで踊り、歌い、一息ついてグラスを重ね、さらにワイワイ、ガヤガヤ。楽しい時だけではなく、悲しいことがあった時も、この島ではみんながキッチンに集まって乗り越えてきました。ここでは、いつもなら抱いている「照れ」を捨てて、思いっきり楽しみましょう。


ランス・オ・メドー国定史跡
L'Anse aux Meadows National Historic Site
ニューファンドランド島最北端にある考古遺跡。西暦1000年頃に北欧バイキングが上陸し、生活されたとされる集落地では、実際に船作りに使用された製材所や溶鉱炉の跡、多くの生活道具が発見されています。1960年にこの遺跡が発見されたことにより、「コロンブスの新大陸発見」からさかのぼること約500年も前にヨーロッパ人が訪れていたことが証明されました。遺跡の近くには、当時の住居や船などを復元したバイキング村があり、バイキングの生活の様子を知ることができます。


グラン・プレ国定史跡
Grand-Pré National Historic Site
フランス語で「大牧草地」という意味するグラン・プレは、もともと干潟だった土地を、ファンディ湾の湿地帯に水路や堤防を築き、独自の干拓技術を駆使して、広大で肥沃な農地へと変えた場所。
ロングフェローの物語詩『エヴァンジェリン』の銅像が迎えてくれるメモリアル教会では、絵画や資料を通してアカディアンが豊かな農地を作る姿から追放まで、当時の様子を伝えています。この物語を伝える美しい草原の風景は、2012年に世界文化遺産に登録されました。


ハリファックス・シタデル 国定史跡
Halifax Citadel National Historic Site
ハリファックス市内を一望できる小高い丘にある要塞跡。これは1749年に築かれたもので、特徴的な八角形の星形はイギリス軍の要塞の特徴です。 1857年から続く正午の伝統的な空砲セレモニーは必見です。正午を告げる大砲の音がハリファックス市内に響き渡ります。さらにユニークな体験としてアルコール蒸留所があります。かつて多くの兵士にとって、毎日アルコールが支給されることは軍隊生活のメリットのひとつでした。新兵の入隊を説得することから、戦場での勇気を強めることまで、アルコールはハリファックス・シタデルの歴史の一部でした。


シグナル・ヒル国定史跡
Signal Hill National Historic Site
小高い丘の上に位置するセント・ジョンズのランドマーク的な存在。1901年、この場所でグリエルモ・マルコーニが史上初となる大西洋横断無線信号の受信に成功しました。ジョン・カボットが上陸してから400周年を記念し建設されたカボット・タワーは、さまざまな歴史に彩られた街のシンボル。夏の間は「シグナル・ヒル・タトゥー」と呼ばれる軍事パフォーマンスが行われます。


L.M. モンゴメリの
キャベンディッシュ国定史跡
L.M. Montgomery’s Cavendish National Historic Site
小説『赤毛のアン』の世界、そして世界的に有名な作家L.M.モンゴメリの歴史に触れられる場所。グリーン・ゲイブルズ・ヘリテージ・プレイスとモンゴメリ住居跡の2つのサイトから構成されています。グリーン・ゲイブルズ・ヘリテージ・プレイスの象徴的な存在、グリーン・ゲイブルズ・ハウスの内部には、台所の鉄製ストーブや寝室のチューリップ柄のパッチワークキルトが再現されているほか、併設するビジターセンターでは、モンゴメリやアンに関する資料が展示されています。一方、モンゴメリ住居跡は、モンゴメリの母方の祖父母の農場で、彼女が生まれてから35年間暮らした場所。敷地内にはモンゴメリの日記から引用した文章や写真を紹介したプレートがあり、モンゴメリが過ごした時間に思いをめぐらせながら、散策することができます。


アレクサンダー・グラハム・ベル 国定史跡
Alexander Graham Bell National Historic Site
ノバ・スコシア州北東部、ケープブレトン島に位置するアレクサンダー・グラハム・ベル国定史跡は、電話機を発明したことで知られる発明家アレクサンダー・グラハム・ベルの生涯と業績に触れることができる場所。ここは、ベル家の別荘があった場所で、ここへ来るとシルバーダート飛行機やHD-4船舶の実物大レプリカに驚嘆し、電話機だけではなく数多くの発明品を残した功績を知ることができます。この史跡は、伝統的なミクマク族の未割譲の領土内に位置しています。100年前のベル夫妻を魅了した、ブラスドール湖エコパークの丘陵と湖の息をのむような絶景を眺めながら、ベルの天才的な発明の舞台裏を垣間見ましょう。


キングス・ランディング 歴史的集落
Kings Landing Historical Settlement
ニュー・ブランズウィック州フレデリクトン郊外にあるキングス・ランディングは、セント・ジョン川沿いの入植者の歴史を保存している貴重な史跡です。300エーカーの広々とした敷地には70棟の歴史的建造物が立ち並び、当時の衣装をまとった人々、飼育されている動物たち、花や野菜の庭園が迎えてくれます。
19世紀半ばの農村の雰囲気を感じながら、農耕社会における建物と土地の関係を学びましょう。


カナダ移民博物館
Canadian Museum of Immigration
1928年から1971年まで遠洋定期船のターミナルであった「ピア21」は、現在「カナダ移民博物館」として、カナダの移民の物語を伝える場所になっています。館内には、時代ごとの移民の軌跡をわかりやすく伝えるデジタルイミグレーションMAPや、航海に関する貴重な資料や遺品、そして世界中の人々の手紙やメッセージなどが展示。そこには日本人が新しい移民にみかんを贈ったエピソードも。この移民博物館では多くの家族がカナダで新しい生活を始めるためにたどった感動的な旅を追体験することができます。


大西洋海洋博物館
Maritime Museum of the Atlantic
ノバ・スコシア州の海洋史を収集した博物館。漁業、造船、海軍の歴史や、1917年に発生した壊滅的なハリファックス爆発について展示しています。館内で多くの来館者を集めるのが豪華客船タイタニックに関する展示。ハリファックスは、1912年に沈没した豪華客船タイタニックを救出するための船が出航した港ですが、200人を超える沈没船の遺体はハリファックスに運ばれました。館内には、犠牲者の所持品のほか、その出来事を知る資料も展示されています。大西洋海洋博物館でタイタニックの悲劇に共感し、故人を偲ぶ気持ちになったら、郊外のTitanic Grave Site(墓地)へ足を延ばすのもおすすめです。


大西洋漁業博物館
Fisheries Museum of the Atlantic
世界遺産ルーネンバーグのウォーターフロントにある赤い外観の「大西洋漁業博物館」は、豊かで多様な漁業の歴史の真実を解き明かす展示物が3つのフロアに展示されています。
1階は海洋生物、2階は植民地時代の沖合漁業の発展を展示。そして3階にはカナダを代表する帆船ブルーノーズのギャラリーがあります。海のロマンと美しさ、その奥にある、航海や漁業の物語に触れることができます。
知りたいカナダの歴史&文化

アカディアン
Acadian
17世紀初頭、フランス人の入植者は先住民ミクマク族とともに共存し、その土地をアカディア、そして彼らはアカディアンと呼ばれました。やがてフランスとイギリスの間で戦争が繰り返され、最終的にイギリスの植民地となり、多くのアカディアンが追放されました。それでも、アカディアンは時代を通じて自分たちのアイデンティティを守り続けてきました。今でも息づくアカディアンの文化。アカディアンの歴史を知ることで、アトランティック・カナダの奥深い物語に触れることができます。

スクリーチ・イン儀式
The "Screech In" Ceremony
タラとキスするという、何とも不思議なニューファンドランドの“ 儀式” スクリーチ・イン。まずは訛りのきつい島独特の英語のジョークでまくしたてられたあと、小さく切ったハムのようなものを食べたり、ハッカの飴を舐めさせられたりします。最後はラム酒をショットで一気飲み。このルーティーンが済むといよいよ冷凍タラの登場です。しっかりキスして島の仲間と認められたら、証明書を発行してもらえます。

キッチンパーティー
Kitchen Party
ニューファンドランドのコミュニティに溶け込む体験。それが一緒に飲んで騒いで踊るのが大好き。キッチンパーティーです。楽器が演奏できない人は、2本のスプーンを重ねてカスタネットのように鳴らしたり、棒やモップにビール瓶の王冠などを打ち付けた「アグリースティック」でリズムをとったり。独特のステップで踊り、歌い、一息ついてグラスを重ね、さらにワイワイ、ガヤガヤ。楽しい時だけではなく、悲しいことがあった時も、この島ではみんながキッチンに集まって乗り越えてきました。ここでは、いつもなら抱いている「照れ」を捨てて、思いっきり楽しみましょう。