賑やかな雰囲気に包まれ、活気と興奮が渦巻く大都会。そんな都会の楽園をこよなく愛する人々にとって、絶対に外せない街といえば、カナダ最大の都市、トロント。大人気の見どころや賑やかなナイトライフがそろい、世界でも有数の流行発信地もあるトロントは、退屈する暇もありません。
金曜か月曜も絡めた長めの週末を使ってトロントに滞在できるとしたら…。そんなあなたの限られた時間を効率よく使える定番の見どころをいくつかご紹介します。
1日目:終日たっぷりグルメ三昧

セント・ローレンス・マーケット 写真提供:Tourism Toronto
旅は「食」が何よりも大事というタイプには、トロントはうってつけの街。何しろ、この街には驚くほどのグルメシーンがあり、昨今人気上昇中のフードトラック、新鮮な農産物や精肉、チーズ、パン・焼き菓子などが並ぶ充実のマーケット(『ナショナル・ジオグラフィック』誌のランキングで世界トップに輝いたことも)、トロントの多様性豊かなコミュニティを背景に誕生した多彩なレストランなど、あらゆる食を楽しむことができます。
そもそも、おすすめレストランをもれなく掲載した完全リストを作成するのは不可能。そこで、あくまでも一例として、どんなグルメ三昧の1日が過ごせるのかご覧ください。
ネオ・コーヒー・バー(Neo Coffee Bar)
- おすすめメニュー:ラテ(腕利きバリスタによる見事なカフェアート付き)
- 所在地:セント・ローレンス・マーケット地区
- ウェブサイト:http://www.neocoffeebar.com/
ピーターパン・ビストロ(Peter Pan Bistro)
- おすすめメニュー:ブランチ (しいて挙げればクロックマダム *クロックムッシュに目玉焼きをのせたもの)
- 所在地:クイーン・ストリート・ウエスト
ザ・ホール・イン・ザ・ウォール(The Hole in the Wall)
- おすすめメニュー:クラフトビール、クラシックチーズバーガー、フライドポテト
- 所在地:ジャンクション地区
- ウェブサイト:http://www.theholeinthewallto.ca/
416スナック・バー(416 Snack Bar)
- おすすめメニュー:店のおすすめ軽食 メニューは常に変わります。
- 所在地:ファッション地区
- ウェブサイト:http://www.416snackbar.com/#eat-together
ザ・スカイ・ヤード(ドレーク・ホテル内)
- おすすめメニュー:クセになりそうなほど魅力的なカクテル
- 所在地:クイーン・ストリート・ウエスト(ホテルのルーフトップ)
- ウェブサイト:http://www.thedrakehotel.ca/dining/venues/sky-yard/
2日目:美術館・博物館訪問

トロントのオンタリオ美術館(AGO) 写真提供:Tourism Toronto
トロントは、カナダでもとりわけ個性豊かで多種多様な博物館・美術館が集まっています。 スポーツファンなら、ホッケーの殿堂は外せません。憧れのスタンレー・カップ(NHLトーナメント優勝チームに与えられるトロフィー)と並んで記念写真を。将来有望な若き科学者たちには、オンタリオ・サイエンス・センターがおすすめです。不思議な科学の世界がたっぷり楽しめます。 トロントには、靴から古代文明まで、さまざまなテーマを掲げた博物館・美術館があり、老若男女を問わず、誰でも興味を引くスポットが必ずあります。
ロイヤル・オンタリオ博物館(ROM)
- 見どころ:エジプトのミイラから古代の恐竜の骨まで、文化的にも歴史的にも重要な所蔵品
- 所在地:ブロア/ヨークヴィル地区
- 入館料:大人23ドル、子供14ドル、学生・ユース(15~19歳)18ドル
- ウェブサイト:https://www.rom.on.ca/en
オンタリオ美術館(AGO)
- 見どころ:9万5000点を超える所蔵作品、膨大なカナダ美術コレクション、特別企画展
- 所在地:チャイナタウン
- 入館料:大人25ドル、すべての先住民と25歳未満は無料
- ウェブサイト:https://ago.ca/
アガ・カーン美術館
- 見どころ:建築学的に優れた建物にイスラム文明が与えた影響がわかる装飾写本、金属細工、実験装置
- 所在地:トロント北東部ウィンフォード・ドライブ沿い
- 入館料:大人20ドル、子供10ドル、学生12ドル
- ウェブサイト:https://www.agakhanmuseum.org/index.html
バータ靴博物館
- 見どころ:4500年も前の靴をはじめ、世界の靴の歴史を1万3000点以上の展示品で紹介
- 所在地:ブロア地区(ロイヤル・オンタリオ博物館近く)
- 入館料:大人14ドル、子供5ドル、学生8ドル
- ウェブサイト:http://batashoemuseum.ca/
ガーディナー博物館
- 見どころ:古代文明から現代まで4000点を超える陶磁器を展示する専門博物館
- 所在地:ブロア/ヨークヴィル地区
- 入館料:大人15ドル、ユース(18歳以下)・子供・学生は無料
- ウェブサイト:https://www.gardinermuseum.on.ca/
現代美術館(MOCA)
- 見どころ:1000点を超えるカナダ国内外のアーティストによる現代美術を多彩な特別展で紹介
- 所在地:ジャンクション地区
- 入館料:大人10ドル、学生・シニア(65歳以上)5ドル、18歳以下無料
- ウェブサイト:https://moca.ca/
3日目:観光スポットめぐり

トロントの高層ビル群 写真提供:Tourism Toronto
トロントには、きらりと光る個性あふれる地区がたくさんありますが、見どころを知らなければ、こうした地区の魅力を堪能できません。不慣れな土地をたっぷり楽しむうえでおすすめしたいのが、シティツアーの利用です。2階建てバスに始まり、船や自転車、果てはヘリコプターまで、さまざまな角度から、この街ならではの素敵な景色が楽しめます。あるいは、徒歩で地域の見どころをめぐってもいいでしょう。暮らすように旅するコツは、やはり地元民の行動を見習うこと。トロントでは、街歩きを楽しむ多種多様なツアーが開催されています。
ゴー・ツアーズ・カナダ(Go Tours Canada)
- 主な内容:トロントの流行発信地として人気を集めるオンタリオ・プレイスやディスティラリー地区をめぐるセグウェイ・ツアー。出発前にひととおりセグウェイの乗り方レッスンがあるので、初心者でも安心です。時速10キロのほどよいスピード(一般的な徒歩は時速4~5キロ)で風を感じながらのツアーでは、ガイドが地域の興味深い話題を紹介します。自分の足で歩きたい方向けにウォーキング・ツアーもあります。
- ウェブサイト:https://www.gotourscanada.com/
トロント・バイシクル・ツアーズ(Toronto Bicycle Tours)
- 主な内容:トロントでも特に賑やかな地区をめぐるツアー。適度な運動にもなります。この自転車ツアーでは、街の全体像を素早く把握し、人気のランドマークや見どころを回ることができます。もう少しスリリングな要素も欲しいという方には、ダウンタウンと島を組み合わせたツアーがおすすめです。時間があまりない場合でも、自転車ならトロントの街をスイスイとめぐることができます。
- ウェブサイト:https://torontobicycletours.com/
シティ・クルーズ(City Cruises)
- 主な内容:City Cruises運航のクルーズ船で、トロントのハーバーを優雅にクルージングしながら観光や食事を楽しみます。船上からは、トロントのダウンタウンにそびえる高層ビル群のシルエット全景を眺め、トロントを代表する島や歴史について知識を深めることができます。
- ウェブサイト:https://www.hornblower.com/toronto/
ブルース・ベル・ツアーズ(Bruce Bell Tours)
- 主な内容:さまざまな歴史的背景を踏まえたウォーキング・ツアーです。トロントの顔として人気の俳優ブルース・ベルは、実はトロントきっての歴史研究家という別の顔も持ちます。そんなベルが手がけるウォーキング・ツアーは、さまざまな知識が得られるうえに、その人柄や故郷への愛情も伝わってきて、きっと忘れられない思い出になるはずです。
- ウェブサイト:http://brucebelltours.ca/
ほかにもまだあるトロントの外せないスポット

リプリーズ・アクアリウム・オブ・カナダ 写真提供:Tourism Toronto
アクティビティ:たまたまおもしろそうなフェスティバルやスポーツの試合がない日にトロントに到着したとしても、いつでも楽しく過ごせる人気の見どころがいくつかあります。 例えば、ミュージアム・オブ・イリュージョンズやリプリーズ・アクアリウム・オブ・カナダといった楽しい博物館もあります。 また、スリリングな体験が味わえるCNタワーはいかが。こちらでは、体に命綱のハーネスを装着し、地上365メートルにある展望台の外に作られた細い通路に立つドキドキの体験「エッジウォーク」があります。 さらに、ダウンタウンからわずか10分のところにあるトロント・アイランズでは、都会の喧騒を離れてビーチでの日光浴やピクニック、足漕ぎボートが楽しめます。
その他の注目ポイント:トロントをとことん体感するには、さまざまな地区に足を運び、じっくり街歩きをしてみるのもおすすめです。 車の乗り入れが禁止されたエリアに歴史、アート、そして最先端の食が詰まったディスティラリー地区、ファッションの流行発信地のブロア/ヨークヴィル地区、ナイトライフが盛り上がる劇場街など、ほんの数日あればトロントのさまざまな表情に出会えます。 ファッションといえば、トロントには週末だけでは時間が足りないほどのショッピングスポットがあります。
今回のプランを実行してみた様子をご覧ください
トロントの魅力が十分に伝わったでしょうか。
こんな楽しさいっぱいの街を旅してみませんか。
旅の準備に欠かせない情報は以下をご覧ください。
トロントの魅力が十分に伝わったでしょうか。
こんな楽しさいっぱいの街を旅してみませんか。
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