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食べ歩きを楽しみたい5つの「フードトレイル(食の道)」

食べ歩きを楽しみたい5つの「フードトレイル(食の道)」

旅の醍醐味といえば「食」。 グルメファンにとって、カナダの食は、いろいろあり過ぎて選べないという贅沢な悩みを抱えるほど。地元産の豊富な食材、先住民が影響を与えた食、フランスや中国、レバノン、イタリアを始め、世界各地の多様な文化圏からの移民が持ち込んだ味を体感できるはずです。 食の旅:食の宝庫と言えるカナダを楽しむには、「フードトレイル」(食の道)をたどり、その土地ならではの食を巡る旅が一番。 カナダ各地で、グルメファンをうならせる味を訪ね歩けば、カナダの多様な文化や遺産を肌で感じることができます。また、サステナビリティに配慮して収穫されたその土地特有の旬の味を現地で味わうことは何よりの贅沢です。 思わずよだれが:カナダでは、どこに行ってもフードトレイルが見つかります。 ノバ・スコシア州だけでも、「グッド・チア・トレイル外部リンクタイトルe」、「チャウダー・トレイル外部リンクタイトルe」、「ロブスター・トレイル外部リンクタイトルe」の3つがあります。 プリンス・エドワード島州の「キュリナリー・トレイル外部リンクタイトルe」には、漁師・農家巡りから、地元のマーケット巡りまで、6種類のアドベンチャー・コースがあります。 オンタリオ州ノーサンバーランド郡カワーサには、古くから伝わるバタータルトをテーマにしたバタータルト・ツアー外部リンクタイトルeが開催されており、数々の有名スポットに立ち寄ります。

豊かな味わいに誘われて:食が文化への玄関口だとすれば、カナダには旅行者がどれを選べばいいのか迷ってしまうほどたくさんの玄関があることになります。 今回はそんな玄関口となる5つのフードトレイルをご紹介します。

  • ロブスター・トレイル:世界に名だたるノバ・スコシア産のロブスター。この地域には、世界屈指のロブスターの豊かな漁場があります。 多くの漁業の町ではロブスターは生活の糧となっており、ロブスターを堪能するなら、ノバ・スコシア州のロブスター・トレイル外部リンクタイトルeがお薦めです。 実際、現地に足を運べば、ロブスターの味わい方も信じられないほどたくさんあることに気づくはずです。エプロンや手袋を使う本格的なロブスターディナーから、ロブスターロール(サンドイッチ)、ロブスターのビスク、果てはロブスターのエキスを加えたロブスタービールまで、さまざまなスタイルで楽しめます。 味わうならここ:ザ・ショア・クラブ外部リンクタイトルeでは、75年以上も前から、海水で茹で上げた熱々を供する伝統的なロブスター料理が自慢です。 ロブスターのディナーを堪能したら、ダンスフロアへ。実は同店にはダンスホールもあるのです。 深掘り情報:有名シェフ、アラン・ボスは、アトランティック・カナダ(大西洋に面した4州)を代表する食のアンバサダーとして高い評価を集めています。タータンチェック柄が大のお気に入りとあって、人々からは〝キルテッド・シェフ外部リンクタイトルe〟(キルトをまとったシェフ)の別名を持ちます。 アラン・ボスは、ロブスター・トレイルで営業するあらゆるレストランに精通しており、それぞれの店の特徴を把握しています。
    Lobster trail - Nova Scotia Tourism
  • チーズメーカーズ・サーキット(チーズ職人巡り)レ・テット・フロマージュ:チーズ好きなら、ケベック州イースタン・タウンシップスは絶対に訪れたい地域。ここでは腕利きチーズ職人たちが見事なチーズを生み出しています。 チーズメーカーズ・サーキット(チーズ職人巡り)レ・テット・フロマージュ外部リンクタイトルeでは、さまざまなチーズに出会えるだけでなく、それぞれの製品の背後にある人や物語も知ることができます。 味わうならここ:コンプトンにあるフロマジュリー・ラ・スタシオン外部リンクタイトルeは、オーガニック農業を実践する家族経営のお店。オーガニックらしさを感じるチーズがそろっています。 地域や州はもちろん、全国レベルでも数々の受賞歴があり、オーガニック・ラクレット(伝統的なとろけるチーズ)を始め、味わい深い製品を堪能できます。 ひとくちメモ:同農場には、24万平方メートルの広大なメープル林もあり、自家製の甘くとろけるようなメープルシロップが併設ショップで販売されています。
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  • プーティン・トレイル:ケベック州で1950年代後半ごろに誕生し、以来、カナダの定番料理となったプーティン。 フライドポテトにチーズとグレイビーソースをかけた料理で、今や全国的に人気を博しています。そんなプーティンを楽しめるのが、マニトバ州のプーティン・トレイル外部リンクタイトルeです。ペロギー・プーティン、チリ・チョリソー・プーティン、スモークミート・プーティンなどユニークなアレンジも含め、州内各地にあるさまざまなプーティンが堪能できます。 味わうならここ:さすがに朝食のプーティンはないと思いきや、 あるのです。 昨年、サンタンヌのオールド・ナンバー12カフェ&ラウンジ外部リンクタイトルeがとうとう朝食のプーティンの提供を始めました。グリルしたポテトの山にフライドオニオン、ベーコンビッツ、チーズカードを乗せてグレービーソースを添えたメニューです。 最新情報はプーティン・トレイルのウェブサイト外部リンクタイトルeをご覧ください。
    Poutine Trail at the Marchand Inn - Travel Manitoba
  • ナナイモバー・トレイル:甘い物好きにお薦めしたいのが、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ナナイモにあるナナイモバー・トレイル外部リンクタイトルeでの食べ歩きです。 そもそもナナイモバーとは聞きなれない名前。 これは3層構造の生菓子で、水、ナッツ、ココナツを混ぜたベース層、続いてカスタードクリームの層、そしてその上にチョコレートガナッシュの層を乗せたもので、焼かずに、混ぜて重ねただけのシンプルなデザートです。 昔ながらのバーは、ナナイモ周辺のカフェ数店で味わえるほか、各店で独自の工夫を凝らしたもの、オーガニックやビーガン向けのもの、アイスクリームやカクテルを添えたものなど多彩なアレンジ(中には、「ナナイモバー春巻」なるメニューも!)が楽しめます。 味わうならここ:ハースストーン・ベーカリー外部リンクタイトルeでは、定番品に加えて、ピーナッツバター・クランチ入りのナナイモバーのほか、月替わりフレーバー(これまでに、ラズベリー・ホワイトチョコレート味や、クリスマスのデコレーションでお馴染みの紅白ステッキ型キャンディーであるキャンディー・ケーン味なども登場)も提供しています。 この店のナナイモバーはとにかく目立つため、食がテーマの専門テレビ局、フードネットワークでもたびたび特集が組まれています外部リンクタイトルe深掘り情報:ナナイモ観光局外部リンクタイトルeの暫定理事、ジェン・ホービー・ファーガソンは、ナナイモバーの歴史やおいしい味わい方に精通したエキスパート。

  • ダンプリング(餃子)トレイル:中国からの移民が持ち込んだ餃子は、カナダではダンプリングと呼ばれて親しまれています。中に入れる餡は肉や卵、野菜などさまざまです。 ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンドには、餃子専門店が軒を連ね、特にダンプリング・トレイル外部リンクタイトルe沿いには15店があります。 注:餃子は種類によって終日提供されているものもありますが、点心タイム(伝統的には午前10時〜午後2時)だけしか提供されないメニューもあります。 ダンプリング・トレイルのガイドブック外部リンクタイトルeがあるので、好みの店を事前に探しておきましょう。 味わうならここ:スーハン・レストラン(蘇杭人家)外部リンクタイトルeでは、点心タイムとディナータイムに餃子を提供しているので、ほぼ1日、さまざまな餃子が楽しめます。 水餃子、海老入り焼き餃子、豚肉入り焼き餃子、野菜入り蒸し餃子、ピーナッツがけ胡麻餃子など、多彩なメニューがそろっています。 深掘り情報:バンクーバー・フーディー・ツアー外部リンクタイトルeの創業者、ミッシェル・ウンは、本格的なアジア食ツアー外部リンクタイトルeを開催しています。リッチモンドの食シーンに精通し、熱い情熱を注ぐミッシェルならではのツアーとなっています。