
写真:Travel Alberta
旅をたっぷり楽しむには、とことん羽を伸ばしてくつろぐのが一番。バンフ・アッパー・ホット・スプリングス(アッパー温泉とも)は、地熱で温められた鉱泉の温泉施設(水着着用)。1日たっぷりと山歩きで汗を流した後、疲れを癒すひとときにぴったり。100年以上の歴史があり、絶大な人気を誇るスポットだけに、のんびりくつろいで利用するなら午前中の早い時間か夜遅めがおすすめ。
サルファー山の麓に佇む施設らしく、温泉に浸かりながら絶景が楽しめます。特に雪景色は圧巻です。
カナダ初の国立公園

写真:Banff Lake Louise Tourism/Paul Zizka
1885年にオープンしたバンフ国立公園はカナダ最古にして最初の国立公園で、6640平方キロという広大な規模を誇ります。バンフの町も公園内に位置し、氷河、湖、森林などが点在します。
あちらこちらに野生動物が暮らし、冒険好きにはわくわくが止まらない環境が広がっています。
ユネスコ世界遺産にも登録されているとあって、自然美を求めて年間300万人もの観光客が訪れます。なるべく人混みを避けて楽しみたい方は、こちらのヒントが参考になります。
氷河湖

写真:Johan Lolos

写真:Banff Lake Louise Tourism/Paul Zizka
山のおいしい空気をたっぷり味わった後は、バンフの町へ。
地域の文化に浸るなら、バンフならではのショップやブティック、レストランを見て回ったり、各種体験に参加したりするのが一番。カナディアン・ロッキー・ホワイト博物館では、この地域に関する知識を深められます。
また、バンフ・センターはアートの殿堂として人気が高く、年間を通じて多彩な文化イベントが開催されています。
スキー

写真:Travel Alberta/Paul Zizka

写真:Travel Alberta/Jake Dyson
バンフでは、7月から9月にハイキングのベストシーズンを迎えます。
初心者からベテランまで対応するさまざまな難易度のトレイルがそろっていて、その全長は1600キロ以上。いずれも管理が行き届いています。
バンフ国立公園で車の乗り入れが可能なエリアはどうしても多くの人が集まりがち。そんな混雑を避けるには、トレイルを選んでハイキングを楽しむのもいいアイデア。
人気のルートはたくさんありますが、おすすめはジョンソン湖、ジョンストン渓谷アッパー滝・ロウワー滝、そしてボウ川ループの3つ。
どのトレイルでも、地形や行程に適した装備をお忘れなく。水や食料、救急用品、懐中電灯などを携行し、しっかりと計画を立てましょう。
フェアモント・バンフ・スプリングス・ホテル

写真:Travel Alberta/Paul Zizka

写真:Brewster Travel Canada
バンフで必ず訪れたいのが、有名な氷原や氷河。特にコロンビア大氷原は、カナディアン・ロッキーでも最大の氷原として人気があります。「アイス・エクスプローラー」(氷に覆われた地形での走行に対応した巨大タイヤの特別仕様車)に乗って氷原を見学するツアーが利用できるほか、サンワプタ川の渓谷を見下ろす断崖絶壁に張り出したガラス張りの展望遊歩道「グレーシャー・スカイウォーク」もスリルがあります。
ゴンドラ(ロープウェイ)で楽しむ観光

バンフ・ゴンドラも、山頂からの見事な景色で定評があります。乗り場はバンフの町からすぐ近く。ゴンドラに乗って8分間で、標高2285メートルのサルファー山山頂に到達します。ハイキングトレイルもあり、案内センターに各種情報が用意されています。
バンフの町には、ほかのエリアにもゴンドラや観光リフトがいくつもあり、同じように素晴らしい景色を満喫できます。
ケーブ・アンド・ベイスン国定史跡

写真:Parks Canada
バンフの隠れた絶景スポットをもう1つ。それはケーブ・アンド・ベイスン国定史跡。冒険心をくすぐる洞窟やトレイルもあり、アクティビティも充実しています。「ディスカバリー・ツアー」と銘打ったガイドツアーでは、国立公園管理局(パークス・カナダ)のガイドが5つの見どころを案内してくれます。夜には、ランタンの光を頼りに史跡全体を探検するイブニング・ツアーも開催されています。
旅のアイデアや印象的な写真の数々はいかがでしたか。ぜひアルバータ州観光公社のウェブサイトをご覧ください。さまざまなバンフの旅の情報がそろっています。