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ナイアガラの滝が創り出すサステナビリティ

ナイアガラの滝が創り出すサステナビリティ

ナイアガラの滝は重要な観光資源であるだけでなく、地域住民の生活には欠かせないものです。ナイアガラ川の豊富な水量を利用して電力を生産しています。ナイアガラの滝は観光名所ですから、観光に忙しい昼はそのままの水量を保ちますが、夜10時から朝8時までは、全体の75%が発電所に送られるようになっています。このように地域の生活を観光業のバランスをとりつつ、持続可能な営みを行っています。

その1つが、ナイアガラの滝のイルミネーション。ナイアガラ公園管理局(Niagara Parks Commission)では、1997年から運用しているキセノン・ショートアーク球を使用した照明設備の老朽化に伴い、2014年に照明設備全面リニューアルを行いました。公募の結果、日本のスタンレー電気社のLEDを採用。LED投光器では約60%の削減効果がありました。ナイアガラ公園管理局の試算では、運用時間から20年以上の使用が可能と算出しています。最初にナイアガラ滝が生まれた場所は、現在の落下地点から11キロほど北だと考えられています。1万2500年かけて膨大な水がナイアガラ・エスカープメントの崖を浸食し続け、現在の滝の位置まで後退しました。現在は水量を管理しており浸食は1年で3センチくらいになりました。