スークは、バンクーバー島の西海岸ファンデフカ海峡に面した町。ビクトリアから車で45分ほどのところにあり、入り組んだ海岸線には深い森を背にした美しいビーチが続いています。なかでもイースト・スーク・リージョナル・パークは、ぜひ訪れたい自然地帯。ドラマチックな岩場の海岸を散策したり、森の中から静かな洞窟までのトレイルをハイキングしたりと、森と海を合わせて楽しむのに最適な場所です。
第4位 ベラ・クーラ
フィヨルド海岸の深い入り江の奥にあるベラ・クーラは、BC州の中部沿岸地域の中でもとびきりの秘境地帯です。森の中にはワイルドなトレイルがたくさんのびており、大小様々な滝などへのハイキングを楽しませてくれます。また、野生動物ウォッチングを目的に訪れるネイチャーファンも少なくありません。一帯は、ブラック・ベアやグリズリー・ベアの生息地であり、クマ探しのツアーも行われています。ベラ・クーラ川が海に流れ込む河口付近では、野鳥や海洋動物など、様々な生態系の観察もできます。
第3位 カセドラル・グローブ
ノーザンBCの町テラスは、アラスカ州のすぐ近くにあります。この地を荒々しく流れるスキーナ川は、世界でも有数のスチールヘッド(降海型ニジマス)釣りのメッカとしても有名です。一帯は深い森林に覆われており、ほとんどどこでもハイキングは可能。運が良ければ、カーモード・ベア(スピリット・ベア)に出会えるかもしれません。このクマは、BC州の中部から北部にかけての海岸エリアでしか見ることができない、白い被毛で覆われたブラック・ベアです。別名スピリット・ベアとも呼ばれ、先住民たちの間では長らく神聖視されてきた、大変貴重な存在です。
第1位 パシフィック・リム国立公園(トフィーノ/ユクルーレット)
番外ですが、神秘的なハイダ・グアイについても紹介しましょう。ここは、ノーザンBC沿岸にある群島で、古い原生林に覆われた島々は、パークス・カナダと、この地で豊かな文化を育んできた先住民ハイダの人々によって厳重に保護されています。グアイ・ハアナス国立公園、国立海洋保存保護区およびハイダ・ヘリテージ・サイトは、その自然の姿を守るため隔離されており、UNESCOの世界遺産にもスカン・グアイとして登録されています。ハイダ・グアイはまた、2015年のナショナル・ジオグラフィック誌による旅先ベスト20にも選ばれています。