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アルバータ州のバッドランドをとことん楽しむ4つの方法

Drumheller Alberta Hoodoos

アルバータ州のバッドランドをとことん楽しむ4つの方法

世界屈指の化石発掘地として知られるアルバータ州のバッドランドで7000万年前にタイムトリップし、先史時代の謎に迫ってみませんか。かつては亜熱帯性気候に属していたバッドランドには、骨から化石までありとあらゆるものが出土します。時代を超えた出土品に、きっと深い畏敬の念を抱くと同時に、わくわくした気持ちを抑えられなくなるはずです。​

1. 恐竜の世界にどっぷり浸かる

 

バッドランドといえば、恐竜。ここには、ぜひ訪れたい先史時代の遺跡がたくさんあります。「はるか昔に存在した世界で1日を過ごしてみたい」、「数日かけてこうした世界を歩き回ってみたい」−−。そんなときにはぜひバッドランドへ。​

ロイヤル・ティレル古生物学博物館

恐竜研究(古生物学)の分野で世界をリードする博物館外部リンクタイトルeです。館内には多彩な展示や実演、恐竜の標本があふれています。所蔵する恐竜標本は全部で15万7000点以上。このうち約50点が展示されています。博物館を訪問する際は、先に博物館のイベント日程外部リンクタイトルeを確認しておくと、大切なチャンスを逃しません。この博物館はカルガリーから約137キロのところにあります。​

州立恐竜公園

恐竜好きにとって、これ以上に魅力的な公園の名前はありません。その名も州立恐竜公園、文字どおり恐竜公園です。アルバータ州南東部にある同公園は、ユネスコ世界遺産外部リンクタイトルeに登録されていて、たくさんの化石があります。先史時代の歴史に興味がある方なら、全6時間の化石探索ハイキングツアー外部リンクタイトルeがおすすめ。もっと短時間で散策したい場合は、ガイドなしで自由に歩き回ること外部リンクタイトルeもできます。また、この独特の風景を写真に収めたい方には、サンセットツアー外部リンクタイトルeもあります。

パイプストーン・クリークのボーンベッド

州立恐竜公園から北へ向かい、アルバータ州グランド・プレーリー外部リンクタイトルe近くには、骨の化石が集中している「ボーンベッド」(恐竜化石含有層)と呼ばれる地層があります。ここは世界でも屈指の化石含有量を誇ります。また、ここにはフィリップ・J・カリー恐竜博物館外部リンクタイトルeがあり、同館の目玉のパキリノサウルス(7300万年前に生息した恐竜)の化石標本を始め、古代に生息した恐竜のさまざまな痕跡を見学できます。ドラムヘラーにあるお馴染みのバッドランドとは一味違うバッドランドに出会えます。​

デビルズ・クーリー

 

アルバータ州ワーナーにあるデビルズ・クーリー・ダイナソー・アンド・ヘリテージ博物館外部リンクタイトルeには、恐竜の一生の出発点、つまり恐竜の卵にスポットライトを当てた展示に定評があります。敷地内には、カモのようなくちばしを持った恐竜 の巣の跡もあり、見学ツアーが開催されています。また、この地域にはフードゥーと呼ばれる尖塔型の巨大な岩柱も見どころ。古代のロマンあふれる感動的なバッドランドの風景に、迫力あるフードゥーが加わり、実に興味深い光景が目の前に広がります。

2. 公園ガイド

 

せっかく旅行するなら、現地の公園もぜひ訪ずれたいもの。もちろんアルバータ州にもたくさんの公園があるのですが、カナダの他地域にある公園外部リンクタイトルeとはちょっと違います。具体的には、不思議な形の岩や勢いよく流れる川(カナダはゆったり流れる川が一般的)、点在する草地などの特徴があります。​

ドライ・アイランド・バッファロー・ジャンプ州立公園

恐竜の化石やボーンベッド(恐竜化石含有層)で知られるこの公園外部リンクタイトルeは、かつては先住民・平原クリー族の狩猟場でした。今では元気いっぱいの旅行者たちが集うキャンプ場として人気を博しており、よどみなく流れる川はカヌーに最適です。また、園内で生息が確認されている鳥類は実に150種。バードウォッチングも楽しめます。

ホースシュー渓谷

U字形にえぐられた巨大な渓谷外部リンクタイトルeの断崖に立ち、目の前に広がるバッドランドの光景は感動的。ちょっと勇気がいりますが、約60メートル下の谷底まで下りることもできます。下りながら渓谷の壁面を観察すると、オレンジや赤、茶色とさまざまな地層があることに気づきます。この地層こそ、長い歴史を物語っています。夏のバッドランドはかなり暑くなるため、水分と日焼け止めの準備をお忘れなく。

ミッドランド州立公園

ミッドランド州立公園は、園内にロイヤル・ティレル古生物学博物館外部リンクタイトルeがあるなど、必見のスポットです。独特の地形の園内を回るには、ハイキングやサイクリングがおすすめ(トレイルはかなり初心者向け)。かつてこの辺りのドラムヘラー広域圏は鉱山地帯として栄え、130以上の鉱山がありました。その当時に建てられたミッドランド炭鉱の事務所外部リンクタイトルeが今も園内に保存されていて見学が可能です。午後は、マクマレン島のピクニックへ。最後はコンクリート造りの展望塔から公園全体の眺めが楽しめます。

3. ツアーに参加する

 

博物館・美術館も全部行ったし、公園も全部遊びに行ったけれど、ほかにどこかおもしろいところはないかという旅の上級者もいるかもしれません。そんなときは専門家の力を借りるのが一番。ガイドツアーなら、このエリアをさらに深く知ることができます。​

レッド・ディア・リバー・アドベンチャーズ

バッドランドを眺める方法は陸地からだけではありません。現地ツアー会社のレッド・ディア・リバー・アドベンチャーズでは、レッド・ディア川でカヤックやカヌーを楽しむツアー外部リンクタイトルeを実施しています。地質学的にも大変価値の高いこの景色を陸上とは違う新たな角度から眺めることができます。上級者ならカヤックやカヌーを自分でレンタルして自力で探検に出かけることも可能です。

ドラムヘラーの心霊スポットめぐりガイドツアー「ゴースト・ウォーク」

公園での楽しい一日が終わり、そろそろ夕暮れの時間。実はこれからもう1つドキドキ体験が。ドラムヘラーの心霊スポットを徒歩で訪ねるガイドツアー「ゴースト・ウォーク」外部リンクタイトルeです。ガイドの案内でドラムヘラーを歩き回るツアーですが、途中で何度かゾッとすることがあるはずです。金曜・土曜の夜に実施される同ツアーは、ドラムヘラーの街歩きとしてもぴったり。もっと刺激がほしい方は、ツアー後に街の中で自らビクトリア流の降霊術を試してみては?

恐竜や地質に親しむ各種ツアー

バッドランドの絶景や恐竜の魅力は百も承知−−。そんな方にはおすすめの情報です。この地域には、恐竜や地質学をテーマにとことん深く掘り下げて追求するツアー外部リンクタイトルeがたっぷりあります。どのツアーも岩石や先史時代の生物に対する旺盛な好奇心をきっと満たしてくれるはずです。

4. 食を大いに楽しむ

 

午前中は博物館、午後は冒険。となると気になるのはランチ!そこでバッドランド周辺の有名レストランをご紹介します。​

アスペン・クロッシング・ダイニング・カー・レストラン

 

アルバータ州モスリーにあるこのユニークなレストラン外部リンクタイトルeは、1887年製のプルマン式食堂車の中にあります。実はこの車両(本物ですよ)こそ、ジョン・ディーフェンベーカー元首相の選挙運動に使われたものです。歴史の勉強はこれくらいにして、アスペン・クロッシング・ダイニング・カーでは、サンデーブランチや毎週金曜に提供されるプライムリブのディナーなどのおいしい料理が楽しめます。​

ラスト・チャンス・サルーン

バッドランドを訪れたら必ず寄りたいのが、アルバータ州ウェインにあるラスト・チャンス・サルーン外部リンクタイトルe。テーブルで、自分で焼くアルバータ牛サーロインステーキが名物です。年代物のジュークボックスや定期的に開催されるライブの音楽に包まれて、レトロ感あふれる気取らない店内で楽しむ料理は格別です。築100年近いという店内のピクニックテーブルで独特の雰囲気が味わえます。

アルバータ州のバッドランドには見どころがたくさんあります。感動さえ覚える不思議な形の岩から古代の恐竜の化石まで、旺盛な好奇心のおもむくままに、こだわりの旅を楽しんでみては。​

 
アルバータに関する詳しい情報は、アルバータ州観光公社のウェブサイト外部リンクタイトルeをご覧ください。​