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The Story of CANADA バリー·ブランチャード

The Story of CANADA
3

バリー·ブランチャード

Barry Blanchard

国際山岳ガイド

バリー·ブランチャード
The Story of CANADA
3

バリー·ブランチャード

Barry Blanchard

国際山岳ガイド

カナディアンロッキーやヒマラヤで数々の功績を残してきたアルピニストであるブランチャード氏。一方で40年以上にわたり山岳ガイドを生業とし、多くの人々を頂きへと案内してきた。新しい人と出会い、山での体験を共有することが仕事の醍醐味の一つと語る。

山の魅力を人々に伝え、共に感動を共有する

「私の人生における圧倒的な情熱はアルピニズムにあり、仕事を通じて山についてより多くを学び、できるだけ山の中の生活で生計を立てるためにガイドの道を選びました」

カナディアンロッキーのゲートシティーであるカルガリーで生まれ育ったブランチャード氏。幼い頃から自然に親しみ、その中で登山にのめりこんでいくのは必然であったのかもしれない。「私がガイドの仕事を始めたのは1981年のことです。その後、40年以上のキャリアを通して通算5,000日以上もフィールドで仕事をし、多い年では年間200日以上もガイドをしたことがあります。これまで多くの時間を山に捧げてきましたが、地球上のどの山脈にいても、高い山頂から昇る朝日を見るといつも心が意されます」

アルピニストによっては自分が目指す山にのみに集中する人もいるが、ブランチャード氏はただ登るだけでなく、人々との出会い自体が大切な事だという。「人それぞれに登りたい山があり、その目的を達成するための技術や知識レベルを上げる手助けをすることは、私にとってやりがいのあることです。たくさんのゲストと世界中の山を旅してきましたが、共に山の時間を共有した人たちは今では大切な友人です」

今なお残る原生自然

ブランチャード氏が住むキャンモアは、カナディアンロッキーの懐に抱かれた街だ。「家の窓からは私が登った岩や氷、山々が何十個も見えます。先住民が『世界の背骨』と呼ぶこの山脈には、数え切れないほどの山々が連なっているのです。カナディアンロッキーはヒマラヤのように極端に高い山脈ではありませんが、大きな安心感を与えてくれる不思議な魅力があります。そして、ロッククライミング、スキー、ハイキングはもちろん、世界でも有数のアイスクライミングを楽しむことができる最高の場所なんです」

少し道路から外れてみると人々の手がほとんど入っていない原生自然が広がり、多くの野生動物たちが暮らす世界が残されていることもカナディアンロッキーの魅力のーつだ。「私のガイド歴の中で最も印象深い出来事は、グリズリーベアから逃れるために木に登らなければならなかった時です。日本人のゲストと一緒に10メートル上の木の枝に上がり、熊が去るのを3時間も待たなければいけませんでした」

このような事例は減多にないことだが、豊かな自然が残されているカナディアンロッキーならではのエピソードと言えるだろう。日本でいえば還暦を過ぎたプランチャード氏であるが、この先の人生設計についてはまだまだ考えていることがたくさんあるようだ。「まずは2人の娘の良い父親であり続けること。そして、ガイドとして山に登る時間をもっと増やしていきたいと思っています。カナディアンロッキーは訪れるべき素晴らしい場所です。これからもたくさんの人に山の魅力を伝えていきたいと考えています」

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