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KV

アイスバーグ

氷山

氷山観光の様子

Unique Nature Experience

1万年前の氷山に触れる

数万年前に北極に降り積もった雪が凍って氷河となり、そこから崩れ落ちた巨大な氷のかたまりが「氷山」となって海に流れ出す。ニューファンドランド沖では短い夏の間、冷たい寒流に乗ってやってくる氷山を間近に見ることができるツアーがある。冒険好きの人には、カヤックに乗ってもっと近くに迫るツアーもおすすめだ。    

海水が凍ってできる「流氷」とは違い、「氷山」の氷は溶かせば真水になる。そこでつくられたのが「アイスバーグ(氷山)ビール」だ。沖を流れる氷山から氷を採取し、その水からビールをつくる。瓶のラベルには2万年前、2万5千年前という数字が当たり前のように並んでいて、目の前にある青い瓶の中に、大昔の雪が姿を変えて詰められていると思うとなんとも不思議な思いがしてくる。    
ペットボトルのアイスバーグウォーター、アイスバーグウォッカなどもニューファンドランド滞在中に味わっておきたい。

アイスバーグビール

Iceberg beer

アイスバーグビール

氷山のメッカとして知られるニューファンドランドで絶対に外せないのがアイスバーグビール。その名の通り、氷山の水を使って地元ブリュワリーで醸造されたもの。個性的なブルーの瓶ボトルは、お土産に購入したくなる。シーフードとの相性も抜群で、さっぱりとした味わいは地元でも大人気。セント・ジョンズにあるキディ・ビディ・ブリュワリーでは、このアイスバーグビールのほか、さまざまなフレーバーの地ビールを試飲できる。

氷山観光の様子
氷山観光の様子 氷山観光の様子

Beautiful Villages

美しい村、トゥイリンゲート

氷山ウォッチングやホエールウォッチングなどの拠点となっているトゥイリンゲート。この昔ながらの漁師町では、新鮮なタラやロブスターをぜひ味わってみたい。漁師の町らしく、船づくりが盛んだった港としての歴史を持つ。 
ここで製造された大型の船は、タラ漁のためニューファンドランド北部で使われたり、西インド諸島に干塩ダラを運ぶのに使われたりしてきた。 
この港で作られた最も小型の船はパント(Punt)と呼ばれる。小回りが効き港や入り江などで人や物を運ぶのに重宝された。ニューファンドランドには「A pig, a punt and a potatopatch」という言葉がある。 
この島で生きていくのに欠かせないものとして、豚やジャガイモ畑とともにパントが挙げられている。日々の食べ物と同じくらい身近な存在である船。漁師の町らしすぎる表現だ。