アラスカ（米国）との州境近くにあるレトロな町。1896年に起こった北米最大級のゴールドラッシュで人々が大挙して栄えましたが、熱狂的なゴールドラッシュも5年足らずで終わると、人はこの町から去りました。今でも当時の面影を残す町中を歩き、カジノやバーで独特の文化体験に触れて、19世紀後半にタイムスリップしてみましょう。

秋景色の中で、一攫千金を夢見て人々がクロンダイク（ドーソン・シティ周辺）へと押し寄せた時代を追体験するなら、昔ながらの「ゴールドパニング（砂金採り）」がおすすめです。昔ながらの平たいパン（鍋）を使って、川底の砂をすくい、小石や砂を振るい分け捨て、最後に比重の重い金が鍋の底に残るという方法です。

クロンダイク・ゴールドラッシュの最中、1898年に建設された歴史ある鉄道。1900年にゴールデンスパイクが打ち込まれて完成しました。雄大な山岳風景から険しい渓谷まで、息を呑むようなパノラマ絶景を楽しみながら、冒険者たちのフロンティア精神に想いを馳せてみましょう。9月中旬まで運航しています。

8月の下旬から9月上旬にかけて､短い秋を迎えるユーコンの絶景を満喫するならユーコンの大地を結ぶハイウェイでのドライブがおすすめ。ドーソンシティから北極海間近にある集落イヌビク（ノースウエスト準州）へと続く、デンプスター・ハイウェイを走れば、トゥームストーン準州立公園で一帯が赤い絨毯になる圧巻のツンドラ紅葉を楽しむことができます。